「札幌学院大学は誰でも入れるのではないか」と気になって検索している人の中には、偏差値が比較的低く見えることや、一部の学科で入学定員を下回っているデータを見て、ほとんど勉強しなくても合格できる大学なのではないかと考えている人もいるでしょう。
しかし、大学の入りやすさを偏差値や定員充足率だけで判断するのは適切ではなく、一般選抜では試験結果による選考が行われ、総合型選抜や学校推薦型選抜でも面接、口頭試問、書類、活動実績などをもとに合否が決められるため、出願すれば全員が自動的に合格できるわけではありません。
一方で、2026年に公表されている入試難易度を見ると、札幌学院大学は学部や学科によってBFから偏差値40.0程度まで幅があり、2026年5月1日時点では大学全体の入学者数が入学定員を下回っているため、難関私立大学と同じ感覚で対策する必要がある大学とは言いにくいことも事実です。
ここでは、「誰でも入れる」という言葉をそのまま信じるのではなく、偏差値、共通テスト得点率、定員充足率、入試方式、出願条件などを分けて確認しながら、札幌学院大学の実際の合格難易度や、どの程度の受験準備をしておくべきなのかまで具体的に整理します。
札幌学院大学は誰でも入れるのか

結論からいえば、札幌学院大学は「誰でも無条件で入れる大学」ではありません。
偏差値がBFとされる方式や定員に余裕がある学科がある一方、偏差値40.0程度が示される学部もあり、入学定員を上回る人数が入学している学科もあるため、大学全体をひとまとめにして簡単だと決めつけることはできません。
また、出願資格を満たしていることと合格できることは別であり、一般選抜なら学力試験、総合型選抜なら面接や提出書類など、それぞれの方式で評価を受ける必要があります。
結論は無条件合格ではない
札幌学院大学について「誰でも入れる」と表現するのは正確ではなく、入試区分ごとに設定された出願条件を満たしたうえで選考を受け、大学が定める基準に沿って合格と判定される必要があります。
一般選抜では受験科目の得点が合否に影響するため、受験者が極端に少ない年度や募集人数に余裕のある学科であっても、名前を書いて提出するだけで合格できるような仕組みではなく、最低限の基礎学力を身につけて試験に臨むことが重要です。
総合型選抜についても、学力試験中心の一般選抜とは評価方法が異なるだけで、志望理由や高校までの経験、学修意欲、面接での受け答えなどが確認されるため、単純に「筆記試験が少ないから誰でも受かる」と考えると準備不足につながります。
札幌学院大学を第一志望や併願校として考えている場合は、「入りやすいか」だけを見るより、自分が利用する入試方式では何を評価されるのかを確認し、その項目で合格水準を目指す考え方のほうが現実的です。
偏差値BFは合格保証ではない
札幌学院大学について誰でも入れるという印象が生まれやすい理由の一つに、一部の入試方式で「BF」と表示されていることがありますが、BFは受験者全員の合格を意味する言葉ではありません。
河合塾系の入試難易度情報では、2027年度入試向けのデータとして札幌学院大学全体の偏差値はBFから40.0程度とされており、2026年7月更新の情報では法学部法律学科の一般選抜A日程がBFとして掲載されています。
BFは一般にボーダーラインを十分な精度で設定できない場合などに表示されるものであり、「偏差値が存在しないほど簡単」「受験者なら必ず合格」と読み替えるのは適切ではなく、入試問題の得点や募集人数、志願状況などによって不合格になる可能性は残ります。
特に受験生はBFという文字だけを見て無対策で出願するのではなく、過去問題の難度を確認し、高校の基礎内容で取りこぼしを減らしておくことが安全で、模試の判定も偏差値一つではなく志望方式に合わせて見る必要があります。
学部ごとに難易度が違う
札幌学院大学の難易度を考えるときに重要なのは、大学全体の偏差値だけではなく、自分が志望する学部や学科の数値を確認することであり、2026年に公開されている2027年度入試向けの目安でも学部間には差があります。
同じ大学であっても心理学部、経済経営学部、人文学部、法学部では模試データ上のボーダーが異なるため、「札幌学院大学の偏差値は○○だから自分も大丈夫」と一つの数字だけで合格可能性を判断すると、志望学科とのずれが生じる可能性があります。
| 学部 | 偏差値の目安 | 共通テスト得点率の目安 |
|---|---|---|
| 心理学部 | 40.0 | 61% |
| 人文学部 | 35.0~37.5 | 39~47% |
| 法学部 | BF | 41% |
| 経済経営学部 | 37.5~40.0 | 52~53% |
これらは合格最低点そのものではなく模試データをもとにした難易度の目安なので、数値を超えれば必ず合格するわけでも、少し下回れば必ず不合格になるわけでもなく、年度や方式の違いも考慮しなければなりません。
特に臨床心理学科や経営学科などと、BF表示の方式がある法律学科を同じ難易度として扱うことはできないため、志望先を決めてから具体的な入試方式を確認することが大切です。
定員割れでも不合格はあり得る
「定員割れしている大学なら誰でも受かる」と考える人もいますが、入学者数が入学定員を下回っている状態と、入試で受験者全員を合格させることは同じ意味ではなく、この二つは分けて考える必要があります。
札幌学院大学が公開している2026年5月1日現在のデータでは、学部全体の入学定員775人に対して2026年度の入学者数は724人で、入学定員充足率は93.4%となっており、大学全体で見ると入学者数は定員を下回っています。
しかし、この数字は実際に入学した人数を示すもので、試験を受けた人数や合格者数と同じではなく、合格しても他大学へ進学して入学を辞退する人がいるため、入学者数が定員を下回ったという事実だけから受験者全員が合格したとは判断できません。
大学側も入試方式ごとに選考を実施しているため、定員に余裕がある学科を受験する場合でも、筆記試験で極端に得点できない、面接で志望理由を説明できない、必要書類を提出していないといった状況なら合格を当然視することはできません。
学科ごとの充足率には大きな差がある
札幌学院大学の2026年度入学者数を見ると、大学全体では入学定員を下回っているものの、すべての学科が定員割れしているわけではなく、入学定員を上回る入学者を集めている学科も存在しています。
たとえば経済経営学部経済学科は入学定員150人に対して入学者186人、経営学科は150人に対して183人であり、心理学部臨床心理学科も120人に対して125人となっているため、これらを「定員が余っているから簡単」と説明することはできません。
一方、人文学部人間科学科は入学定員105人に対して58人、こども発達学科は50人に対して21人、法学部法律学科は150人に対して96人となっており、学科によって入学状況にはかなり大きな違いがあります。
このように定員充足率を見る場合も大学全体の93.4%だけで判断するのではなく、志望学科の数字を確認する必要があり、さらに充足率は入試倍率ではないため、あくまで大学の入学状況を知る一つの材料として利用するのが適切です。
倍率は年度によって動く
大学の入りやすさを判断するときには倍率も参考になりますが、倍率はその年の志願者数、受験者数、募集人数、合格者数によって変化するため、過去の一年度だけを見て翌年度も同じ難易度になると考えることはできません。
特に私立大学は複数の入試方式を設けていることが多く、札幌学院大学にも一般選抜、大学入学共通テストを利用する方式、学校推薦型選抜、総合型選抜などがあるため、大学全体の倍率より自分が出願する方式の過去実績を見るほうが参考になります。
倍率が1倍台であれば数字だけを見ると競争が激しくないように感じられますが、大学側が一定の選考基準を設定している場合には募集人数に空きがあっても不合格になる可能性があり、逆に倍率が高くても複数方式への併願などによって数字の見え方が変わることがあります。
前年の倍率は「受験者がどの程度集まったか」を知る材料として使い、合格可能性については模試判定、過去問題の得点、得意科目、面接準備なども合わせて判断することが重要です。
出願できても合格とは限らない
札幌学院大学の一般選抜では、高校を卒業した人や卒業見込みの人、高等学校卒業程度認定試験の合格者など、大学入学資格を満たすさまざまな人に出願の機会が設けられているため、出願資格そのものは比較的幅広いといえます。
ただし、出願資格とは試験を受けるための条件を示すものであり、その条件を満たしているだけで大学への入学資格が自動的に与えられるわけではなく、出願後に各入試方式の選考を受けなければなりません。
この点を混同すると、「高校を卒業していれば誰でも入れる」という誤解につながりますが、実際には一般選抜なら試験結果、推薦型なら書類や面接など、総合型なら志望意欲や活動内容などが確認されます。
受験を考えている人は、まず札幌学院大学の公式入試情報で自分が出願資格を満たしているかを確認し、その次に選考方法と必要な準備を確認すると、入試制度を誤解しにくくなります。
総合型選抜も審査される
札幌学院大学では総合型選抜としてリフレクション入学試験が設けられており、2027年度入試情報では面接重視型、自己PR重視型、探究重視型といった複数の選考方法が案内されています。
たとえば探究重視型では、高校などで行った探究活動を振り返って整理し、大学入学後の学修計画と合わせてプレゼンテーションし、面接を通じて修学意欲や探究する姿勢を示すことが求められます。
- 大学で学びたい内容を整理する
- 志望学科を選んだ理由を説明する
- 高校までの経験を振り返る
- 入学後の学修計画を考える
- 面接で自分の言葉で伝える
探究重視型では高校での全体の学習成績の状況を問わないと案内されていますが、評定条件がないことと選考がないことは別であり、大学のアドミッション・ポリシーに合った目的意識や準備を示す必要があります。
筆記試験の点数だけで評価される方式が苦手な人にとって総合型選抜は有力な選択肢になりますが、「勉強しなくても受かる方式」ではなく、自分の経験や考えを整理する準備に時間を使う入試だと考えたほうがよいでしょう。
基礎学力の対策は必要
札幌学院大学の偏差値帯だけを見ると難関大学ほど高い学力水準を要求される印象はありませんが、それでも一般選抜を利用するなら高校までの基礎内容を復習し、実際の試験問題で得点できる状態にしておく必要があります。
偏差値35前後やBFという表示を見ると、受験勉強を始めなくても大丈夫だと感じる人もいますが、英語や国語などで基本問題を大量に落としてしまえば得点は伸びず、受験者の中で十分な評価を得られない可能性があります。
反対に、学校の授業内容を理解し、基本的な語彙、文法、読解、頻出事項を復習したうえで過去問題に取り組めば、自分の弱点を把握しやすく、必要以上に難しい参考書へ手を広げずに効率よく対策できます。
「誰でも入れるらしいから勉強しない」という考え方より、「基礎を固めれば十分に合格を狙える可能性がある」と考えたほうが受験戦略として安全で、合格後の大学授業にもつながります。
偏差値や定員データを正しく読む

札幌学院大学の入試難易度を調べると、BFという表記や40前後の偏差値、定員充足率など複数の数字が出てくるため、どれを基準に考えればよいのかわからなくなる人も少なくありません。
重要なのは、一つの数字だけで「簡単」「難しい」と決めるのではなく、それぞれのデータが何を表しているかを理解して、志望学科と受験方式に関係する数値を組み合わせることです。
特に入学定員充足率、入試倍率、偏差値、共通テスト得点率は似た場面で使われますが意味は異なるため、違いを理解すると「定員割れだから全員合格」といった誤解を避けやすくなります。
BFの意味を誤解しない
BFはボーダーフリーと呼ばれる表記ですが、「フリー」という言葉から自由に入学できるような印象を受けても、実際には無試験や全員合格を表す制度上の名称ではありません。
入試情報サイトの偏差値は模試の成績や合否データをもとに合格可能性を示す指標なので、受験者数やデータ数などの事情によって明確なボーダーを設定しにくい場合にBFとなることがあり、大学が公式に合格保証を示しているわけではありません。
- BFは合格保証ではない
- 入試そのものがなくなる意味ではない
- 学科によって難易度は異なる
- 年度によってデータは変わる
- 選抜方式ごとに確認が必要
そのため、法学部の一部方式がBF表示だからといって心理学部や経済経営学部まで同じ難易度だと考えるのは適切ではなく、志望学科ごとに偏差値や共通テスト得点率を調べる必要があります。
BFの学科を受ける場合も、過去問題を一度解き、基本問題を安定して得点できるかを確認しておけば、数字の印象だけに頼るより現実的な受験判断ができます。
定員充足率は学科差が大きい
2026年5月1日時点の札幌学院大学の公開データを見ると、大学全体の入学定員充足率は93.4%ですが、学科単位に分けると40%台から120%台まで大きな差があります。
入学者が定員を超えている学科も複数あるため、「大学全体が定員未充足だから、どの学科でも入りやすい」という理解では実際の状況を十分に説明できません。
| 学科 | 入学者数 | 入学定員 | 充足率 |
|---|---|---|---|
| 経済学科 | 186人 | 150人 | 124.0% |
| 経営学科 | 183人 | 150人 | 122.0% |
| 人間科学科 | 58人 | 105人 | 55.2% |
| 英語英米文学科 | 55人 | 50人 | 110.0% |
| こども発達学科 | 21人 | 50人 | 42.0% |
| 臨床心理学科 | 125人 | 120人 | 104.2% |
| 法律学科 | 96人 | 150人 | 64.0% |
この表で特に注意したいのは、充足率の低い学科ほど必ず合格率が高いという関係ではなく、入学者数には合格後の辞退者が含まれていないため、入試倍率や合格最低点とは異なる指標だという点です。
志望校選びでは定員充足率を大学の募集状況を知る材料として利用しつつ、実際の合格可能性は前年の入試結果や模試、過去問題などで別に確認するのが適切です。
共通テスト得点率も参考にする
一般選抜の偏差値だけでは難易度の感覚をつかみにくい場合には、共通テスト利用方式のボーダー得点率を見ると、自分の現在地を具体的な点数に置き換えて考えやすくなります。
2026年7月に更新された2027年度入試向けデータでは、札幌学院大学の共通テスト得点率は学部や学科によっておおむね39%から61%程度となっており、心理学部臨床心理学科は61%、経済経営学部は52%から53%程度が示されています。
一方、人文学部では39%から47%程度、法学部では41%程度が目安として掲載されているため、同じ大学でも求められる得点率の見え方が違い、自分の共通テスト模試の結果と照らし合わせることで志望学科との距離を把握できます。
ただし、ボーダー得点率は合格最低点を保証する数字ではなく、年度の志願者動向によっても変化するため、目安ぎりぎりを狙うより余裕を持った得点を目標にしたほうが安心です。
入試方式で合格しやすさは変わる

札幌学院大学には複数の入試方式が用意されているため、自分の得意分野に合った方式を選べることは大きな特徴であり、筆記試験が得意な人と面接や活動経験を伝えることが得意な人では有利になりやすい選択肢が異なります。
そのため「大学そのものが簡単か」を考えるより、「自分に合う入試方式を選んだときにどの程度合格を狙いやすいか」を考えたほうが、実際の受験では役立ちます。
一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜では準備する内容がかなり異なるので、高校3年生になってから慌てて決めるより、早い時期に候補を比較しておくことが重要です。
一般選抜は得点力が中心になる
一般選抜は、学校の評定や部活動実績だけに頼るのではなく、試験本番で得点して合格を目指したい人に向いており、札幌学院大学ではA日程とB日程などが設けられています。
2027年度の公式入試情報では全学部全学科を対象とした一般入試が案内されており、A日程では複数日の受験や全学科併願が可能とされているため、制度を理解して利用すれば合格機会を広げられます。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 試験科目 | 得意科目との相性 |
| 日程 | A日程とB日程 |
| 併願 | 学科併願の条件 |
| 過去問題 | 問題形式と難度 |
| 外部試験 | 英語資格の利用条件 |
英語外部試験の得点換算を利用できる仕組みも案内されているため、英検などで条件を満たしている人は、通常の外国語試験との比較も含めて制度を確認すると自分の強みを生かせる可能性があります。
偏差値だけを見て無対策で受験するより、出題形式に慣れて基本問題を確実に取れる状態を作り、利用できる制度を確認するほうが合格可能性を高めやすいでしょう。
総合型選抜は準備の質が重要になる
総合型選抜は筆記試験の偏差値だけでは測りにくい入試であり、高校生活で取り組んだ活動や、自分が大学で学びたいことを具体的に説明できる人に向いています。
札幌学院大学のリフレクション入学試験には複数のタイプがあり、面接を重視する方式、自己PRを重視する方式、探究活動を重視する方式が設けられているため、自分の経験に合った方法を検討できます。
- 大学で学ぶ目的を言語化する
- 高校生活の経験を整理する
- 志望学科とのつながりを考える
- 提出資料を早めに準備する
- 面接練習を繰り返す
評定平均が高くない人でも利用できる方式があることは魅力ですが、出願条件を満たせば合格するという意味ではなく、提出した内容と面接で話す内容に一貫性があるか、入学後に学ぶ意欲が伝わるかが重要です。
一般選抜の勉強を避けるためだけに選ぶのではなく、自分の経験や志望理由を材料に評価してもらいたい人が選ぶと、総合型選抜の特徴を生かしやすくなります。
学校推薦型は評定条件を確認する
学校推薦型選抜は「推薦なら受かりやすい」と思われることがありますが、札幌学院大学でも方式によって出願条件が設定されているため、まず自分が対象になるかを確認する必要があります。
2027年度入試情報では、公募制入試の基礎学力重視型で全体の学習成績の状況3.5以上などの条件が示され、課外活動重視型や体験技能重視型では3.0以上または最終学年の所定時期に3.2以上といった条件が案内されています。
選考では書類審査、面接、口頭試問などが用いられるため、評定条件をクリアしただけで終わりではなく、活動報告書に記載する経験や資格を整理し、口頭で説明できるようにしておく必要があります。
高校で一定の成績を維持してきた人や部活動、資格、ボランティアなどに取り組んできた人にとっては一般選抜とは異なる強みを生かせるので、担任や進路指導の先生にも早めに相談して利用可能な方式を確認するとよいでしょう。
合格後まで考えて受験準備を進める

札幌学院大学を志望する場合、合格することだけを最終目的にすると、入学してから「思っていた学びと違った」「通学が大変だった」と感じる可能性があるため、学部内容やキャンパスまで含めて選ぶことが重要です。
特に「誰でも入れる大学なのか」という検索から札幌学院大学を知った人は、難易度だけで志望順位を決めるのではなく、自分が4年間学び続けられる分野かを確認しておくと大学選びで後悔しにくくなります。
合格可能性を高める準備と、入学後に納得して通うための確認を同時に進めることで、偏差値だけに左右されない志望校選びができます。
志望学科を先に決める
札幌学院大学を受験すると決めたら、最初に取り組みたいのは入試方式を選ぶことではなく、自分が何を学びたいのかを考えて志望学科を絞ることであり、学科が決まると確認すべき入試情報も明確になります。
経済や経営に興味があるのか、法律を学びたいのか、心理学を専門的に学びたいのか、英語や人間科学、こどもの発達に関心があるのかによって、大学生活で扱う内容も卒業後の進路も大きく変わります。
- 興味を持てる授業があるか
- 取得したい資格に対応するか
- 将来の仕事につながるか
- ゼミの分野に関心があるか
- 4年間学び続けられそうか
「入りやすそう」という理由だけで学科を選ぶと、入学後に専門科目への興味を持てず、学習意欲が下がる可能性があるため、難易度が多少違っても本当に学びたい学科を優先するほうが長期的にはメリットがあります。
気になる学科が複数ある場合は大学案内やオープンキャンパスを利用し、授業内容や学生生活を比較してから入試方式を選ぶと、志望理由も具体的に作りやすくなります。
現在地から対策量を決める
札幌学院大学に合格するための勉強量は全員同じではなく、現在の模試成績、学校の成績、得意科目、受験する学部、利用する入試方式によって必要な準備量が変わります。
すでに志望学科のボーダーを安定して上回っている人なら基礎の維持と過去問題対策を中心にできますが、模試で大きく下回っている場合には高校の基礎範囲まで戻って弱点を修正する時間を確保する必要があります。
| 現在の状態 | 優先したい対策 |
|---|---|
| 基礎が不安 | 教科書レベルの復習 |
| 基礎はできる | 問題演習を増やす |
| 合格圏に近い | 過去問題を反復する |
| 総合型を利用 | 書類と面接を準備する |
| 推薦型を利用 | 条件と活動実績を整理する |
偏差値40前後の大学を目指す場合でも、基礎が抜けている状態から短期間で安定した得点を取るのは簡単ではないため、できれば受験直前になってから始めるのではなく、早めに自分の弱点を把握するほうが有利です。
逆に必要以上に難しい問題集ばかり取り組む必要もないので、志望学科の入試問題で求められるレベルを確認し、基礎問題を落とさないことを中心に学習すると効率よく準備できます。
大学生活との相性も確認する
合格難易度だけで大学を比較していると見落としやすいのが、キャンパスの場所、授業内容、資格取得支援、就職支援、学費、通学時間など、入学後の4年間に直接影響する条件です。
札幌学院大学には江別キャンパスと新札幌キャンパスがあるため、志望する学部や利用する施設について確認し、自宅から通う場合は実際の交通経路や所要時間も調べておくと入学後の生活を想像しやすくなります。
また、偏差値が高いか低いかだけでは卒業後に希望する仕事へ就けるかは決まらず、自分が大学で何を学び、資格取得やインターンシップ、就職活動にどのように取り組むかも重要になります。
オープンキャンパスや大学見学では建物を見るだけではなく、授業、ゼミ、資格、キャリア支援について質問し、「合格できそうだから選ぶ大学」ではなく「入学して学びたい大学か」という視点で確認するのがおすすめです。
評判だけでなく入試条件と自分の準備で判断しよう
札幌学院大学は誰でも入れるのかという疑問に対する答えは、「無条件で誰でも合格できる大学ではないが、学部や入試方式によっては比較的挑戦しやすい難易度の大学」と考えるのが妥当で、BFという表示や定員未充足のデータだけを根拠に全員合格だと判断することはできません。
2026年に確認できる2027年度入試向けの難易度では偏差値BFから40.0程度、共通テスト得点率は学部によっておおむね39%から61%程度と幅があり、2026年度の入学定員充足率も経済学科の124.0%からこども発達学科の42.0%まで学科によって大きく異なっています。
一般選抜では学力試験への準備が必要で、総合型選抜では志望理由や活動内容、面接などへの準備が求められ、学校推薦型選抜には評定などの出願条件が設けられる方式もあるため、自分の得意分野と条件を確認して選ぶことが合格への近道になります。
「入りやすいと言われているから大丈夫」と油断するのではなく、志望学科を決め、最新の募集要項や札幌学院大学が公開している大学情報を確認し、過去問題や模試を使って基礎から準備を進めれば、必要以上に不安になることなく現実的な合格可能性を判断できるでしょう。


