自由研究に悩まされること、ありますよね。
手軽に済ませてしまいたい、だけど市販のキットじゃつまらない。
そして何より他の人と被るのはイヤ!
ということで、ここでは小学生向けの簡単な理科・社会の自由研究テーマを紹介していきます!
夏休みや冬休みの宿題にもぜひ活用してみてください。
【自由研究:国語・算数・英語 編】はこちら
https://tokyojyuken.jp/research-project-1/
自由研究をするにあたって
そもそも、自由研究は「研究」という名前が付いていますから、何か題材について「考えて調べること」が必要になります。(その点では、市販のキットはあまりおススメできません。)
だからこそ、お子さんの好きなこと、興味を持ったことを大事にしてテーマを決めてあげてください。
そして、ここでもう一つ、知っておいてほしい考えがあります。
それは、「研究は理科だけじゃない」ということです。
「研究」というと、実験などを行う化学実験や物理実験ばかり考えてしまいがちです。
しかし、実際には「興味があることについて、考えて、調べる。」ただそれだけでいいのです。
これは、かぶらないテーマを出すことにもつながります。
そして、これこそが自由研究、さらに言えば学問を楽しむ鍵になるので、是非覚えておいてください。
自由研究のテーマ決め方
さて、前節に書いたように、研究というのは幅広く、様々な種類があります。
そこで、ここではカテゴリー別にテーマを見ていこうと思います。
理科系
小学校の理科は中学年で始まりますが、社会のように学年によって区分がなされていません。
そのため、「物理」「生物」「化学」「地学」にあたる内容が各学年にあります。
そのため、研究内容をより高学年の内容に結びつけやすくなります。(逆に言えば高学年の学習をするだけで研究が成り立つということです)
理科の自由研究では基本的には実験を行って研究のまとめや成果物を発表することになります。また、工作のようなものも絡めやすいです。
・ 電池実験
レモン電池などを実際に試してみるのも良いでしょう。色々な果物で比較実験をしてみても面白いかと思います。
少し難しくなりますが、中学化学の範囲を参考にして電池の原理やモーターの原理について考えてみると更に広がります。
・ 生物観察
定番です。植物については、地域で植物を探し回って、植生マップなどを作る研究もできますし、もちろん何かを育てて観察記録をつけてもかまいません。
身近なところでジャガイモや豆などを観察してみるのも楽しいかもしれません。
観察は「条件」が大切になります。時期や環境と生物の成長との関係性を見ると学習が深まります。
・ 気象観測・天体観測
興味のある子は実に楽しめるかと思います。毎日天気を記録して、雲の形や色と天気の関係性を見出してみましょう。風向きなどにも注意できると、中学の気象範囲に繋がります。
天体観測は環境によってだいぶ左右されますから、星の動きについて調査してもいいかもしれません。星座の見える時期・時間について考えてみましょう。これは中学の天体分野に繋がります。
・ 物理工作
学年によりますが、NHK番組「作ってワクワク」「作ってあそぼ」のような工作をしてみても良いでしょう。
バネやゴムの弾性力、テコの原理などを用いた遊びが沢山ありますから、おもちゃが動く原理について研究をまとめると、ただの工作とは一線を画したものになります。
また、こうした物理で習う法則などを日常の中に見出してまとめるのもとても良いです。洗濯物のクリップにはまさに弾性力とテコの原理が見えますね。
社会系
小学校の社会は中学年から始まり、
3・4年で「地域学習」
5年で「地理」
6年で「歴史」
と大きく分けられます。
基本的には疑問を立てて調査し、研究のまとめを作ることになります。地域に資料館などがあれば難易度がぐっと落ちるでしょう。
・ 地域、地理研究
地域学習は恐らく学校である程度行なっているので少しアイデアを出すのが難しいかもしれません。
しかし、この分野は実際のところ地理の縮小版です。地域のことから広げて様々な視点を持てると良いでしょう。
地理分野は様々な方向に分かれます。
地形や天気はもちろん、農業・工業・商業などの産業の話にも持ち込めるので、かぶりにくくなります。
例えば、「地域の特産品が他にはどんな地域でどれだけ生産されているのか?」といったものや「地域の気候や地形の特徴は?」など、範囲を広げるだけで簡単に地域学習と地理分野は繋がります。
あるいはこうしたテーマを組み合わせて「気候と特産品の関係」などを調べてみても良いでしょう。これは後に中学校で扱うことになります。
こうしたテーマは考察が大切になります。気候と地形の関係性や、それと特産品がどう関わっているのかといったことを考えてまとめてみると良いでしょう。
・ 人物研究
これは非常に簡単に済ませられるテーマです。歴史で習った人物や、地域出身の偉人など、学校での学習と結びつけて楽にまとめられます。
ただし、これはただ年表をまとめただけのつまらないものになりがちです。
そこで、「何故」を求めることが大切です。
例えば、「何故、ペリーは開国を求めたのか?」といったものや「何故、本能寺の変が起きたのか?」といったものです。後者のようなものは今でも研究対象となっているので自分で考えるのが面白いでしょう。
副教材の資料にしか登場しない人物なども中々面白いかもしれません。
まとめ
良い自由研究テーマは見つかりましたか?
改めて、自由研究では「楽しめる」ことが何より大切です。
楽しみながら課題を終わらせて、すっきり遊べるようにしましょう!
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この記事を書いたライター
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