【帰国生目線で現役SFC生が教える!】帰国生におすすめの中学校を特集!

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帰国生の学校選びは一般生よりもはるかに難しくなっています。

「子供の英語力が落ちないだろうか。。。」「周りになじめるかしら。。」など海外に住むご父兄の方々の悩みは尽きることがありません。

帰国生の中には日本語よりも外国語のほうが主になっている生徒が少なくありません。さらに海外での生活が長くなったことで、日本の慣習を忘れてしまった子も多いことでしょう。

そのような子が一般的な公立中学校で過ごすのは大変でしょうし、せっかく身に着けた語学力を無駄にしてしまうことでもあります。

ところが、帰国生を多く受け入れている中学校では同じような境遇の生徒が多いため馴染みやすく、さらに英語の取り出し授業などで海外で培った英語力を落とすことなく将来へつなげることができます。

この記事では帰国生におすすめの中学校を受験タイプ別にいくつか紹介したいと思います!

帰国生におすすめの中学校を受験タイプ別に紹介!

帰国生の中学受験は大きく分けて三種類に分けられます。

  • 英語のみの一科目の学校

  • 英語を受験科目に入れている学校

  • 英語は受験科目に入っていないが帰国生枠として一定の人数を受け入れている学校

今回はそれぞれの受験タイプ別におすすめの中学校を紹介していきたいと思います。

英語のみで受験できるおすすめ中学校

渋谷教育学園幕張中学校

1986年に渋谷教育学園幕張高等部に附属する形で作られた学校です。「自調自考」を教育理念に掲げ全体的に高いレベルの教育を行っている学校です。

英語は6年間帰国生のみのクラスで取り出し授業を行い英語力を高めつつ、数学国語も中1に限り一般生に追いつくまで取り出し授業を受けることができます。

幕張というロケーションの悪さはありますが進学実績はピカイチ。毎年東大に50人以上、早慶には300人弱(現役、浪人含む)も送り出している学校です。さらに海外の大学にも30人ほどの合格者を輩出しています。

その分受験も難しく、帰国生は英語と面接のみの受験ですが英語は英検一級と同レベルといわれ非常に難しいです。そのため、英検一級を持っている生徒も数多くいます。

http://www.shibumaku.jp/

攻玉社中学校

1863年に近藤真琴が始めた私塾を起源としている歴史ある学校です。品川区の五反田に位置する学校で、「誠意」「礼譲」「質実剛健」を教育理念に掲げる中高一貫の男子校です。

中学3年間は国際学級という帰国生のみの1クラスで過ごし、高校入学とともに一般学級の生徒と混ざります。国際学級内でも英語力にばらつきがあるため分割して英語の授業を行っており、国、数も同様に理解度に応じて分割授業が行われています。

東大には毎年安定して15人前後合格者を出し、早慶には200人も送り出している名門校です。

http://www.kogyokusha.ed.jp/index.shtml

受験科目に英語を含む受験ができるおすすめ中学校

慶應義塾湘南藤沢中等部

1992年に藤沢市の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内に創立され、学年の1/3ほどが帰国生という珍しい学校。

英語の授業も英語能力が高い生徒のみで集められたクラスで現地校にも劣らない授業を行い、日本に帰国しても英語力を伸ばすことができます。

しかし、2019年度からは横浜初等部からの内部進学者が進学してくるため募集人数が減ってしまいました。試験は一次二次に分かれており、一次では国算理社の4科目か国算英の3科目から選んで学力試験を受け、合格した者のみが二次で面接と体育を行います。英語はとても難しいので国算の能力も重要となってきます。

ですが毎年、国算が壊滅的にできなくても圧倒的な英語力を持っている生徒が数人入学しているので英語が非常に優れていれば合格しやすいでしょう。

全員が慶應義塾大学のすべての学部へ推薦をされ進学します。大学の付属校ということもあり、とても自由な校風が特徴です。ただ、その分内部での留年があり、毎年10人ほど留年しています。

あと近くに養豚場がありたまにとても臭いです(笑)

http://www.sfc-js.keio.ac.jp/

渋谷教育学園渋谷中学校

渋谷のすぐそばにある今年創立二十周年をむかえる新しい学校。先ほど述べた渋幕の系列校でこちらも「自調自考」を教育理念にする学校です。都心にあり、インターナショナルで自由な雰囲気があふれています。

この学校の英語教育は取り出し授業なのに加え、アメリカ人の教師とイギリス人の教師がペアになるというように異なる国の教師に教わることで英語力がより向上することを狙っています。模擬国連部、英語ディベート部など英語を使う部活も多く、英語力を伸ばすことができます。

国算英の3科目および英語面接か日本語作文、国算を選んで受験することができます。英語はとても重要で渋幕同様非常に難易度が高く英検一級に匹敵する問題です。英語の能力が高く国算の能力もある生徒が合格しています。

東大に20~30名、早慶に150人ほど毎年送り出しています。海外の大学に進学する生徒も多く、スタンフォード大学やイェール大学に進学している生徒もいます。

https://www.shibushibu.jp/

渋谷教育学園渋谷の現役生が学校紹介記事を書いてくれました。自調自考、校長講話といった独自の指導や各種学校行事の情報がコンパクトにまとまっています。合わせてご覧ください。

https://tokyojyuken.jp/shibu-shibu/

受験科目に英語は含まないが帰国枠を設けている中学校

この受験タイプの学校は帰国生学級や英語の取り出し授業などはなく「ただ受け入れるだけ」というものです。小学校からの内部進学者も多く、帰国生は苦労することも予想されます。そのためせっかくの語学力を無駄にしたくないのであれば語学の試験のある学校をお勧めします。

あとがき

帰国生にとって中学受験は大きなチャンスでもあり転機でもあります。

海外に慣れ親しんだ子供が急に日本の中学に放り込まれたら戸惑い、とても苦労するでしょう。

今回詳しく説明した4校はどれも帰国生の取り出し授業があり、それぞれに合った対応をしてくれる学校ですのですぐになじみ、楽しいながらも意味のある学びのある学校生活を過ごすことができるのでお勧めです。

では、皆さんがんばってください!!

この記事を書いたライター

東京受験

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