【あるある】鉄緑戦士の末路がヤバすぎる…

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鉄緑戦士

鉄緑の教育を最も信頼し、学校の授業もほぼ内職している…。体感、鉄緑会に行ってない人も含めた学校の身の回りの友達の5分の1くらいはこれ。

さあAくんの生き様を見よう。

※鉄緑会を否定する記事ではありません!人にもよるので一物語として見てほしいです。ただ、受験勉強に偏重しすぎた結果として、実際リアルで相当なありがちパターン。中高生の方はあるあるとしてご覧ください。

鉄緑会への入会:中1

A君「俺は12歳、開成に合格。中学受験が終わった後も勉強しなければいけないなんてと思いながらも、勉強は好きだし東大に行きたい。なによりも中学でも学年成績ではトップでいたい。僕はこの4月から前々から知っていた「鉄緑会」なる塾へ入会するんだ。」

鉄緑会の特徴は圧倒的な進路スピードだ。生半可な気持ちではついていけない。

例えば数学だと 
  中1 中学数学
  中2 数字ⅠA,ⅡB基礎
  中3 数学ⅡB発展
  高1 数学ⅠA,ⅡB発展、数Ⅲ基礎(1月~)
  高2 数学ⅠA,ⅡB東大入試レベル、数Ⅲ
  高3 入試の実践演習、数Ⅲ東大入試レベル
といったように圧倒的なスピードで合格へ突き進んでいく。

当然、途中入会時はこのペースに追いつく必要がある。(が、追いつけるならそのまま独学でもいいのではないかという気もする。自分は参考書で勉強する派です。cf.)医学部バイブル:効率を最大限にするための勉強法まとめ)

鉄緑戦士あるある1

確かにたいてい勉強できる→周りの鉄緑生からは評価される。大体、東大行く。
鉄緑生からは尊敬されるが、その鉄緑への執念さから非鉄緑生からは嘲笑されることも少なくない。

学費は中学時代は年40万円、高2,3では最大年100万円近くになる。決して安くないから、実際に通うか否かは本人の意思に左右されることも多い。

鉄緑コミュニティーへの依存:中2~中3

この時期になると鉄緑会に入るようになる生徒も多い。たいていの学校では中1のときから塾に入れるのは負担になるので控えてほしいと指導する。しかし、生徒は周りの人が塾に入っているのを見て不安を抱くのが現実なのだ。

A君「宿題多い…。でも自分で決めたから頑張るぞ。あ、次の8月には校内模試があるんだ。友達のB君はAクラス(最上位クラス)に入っていて皆(といっても鉄緑生)から尊敬されている…。自分もああなりたいなぁ。」

鉄緑会は宿題が多い。復習までちゃんとやるとなると、1教科にかける時間は週7時間近い。中1から高1までは英数。高2からはこれに加え、化学物理数Ⅲ/世界史地理古文(それぞれ復習までやると週4時間×3)が入る。高校生になれば放課後勉強時間1日3~4時間は最低限レベルになるから決して楽とは言えない。

↑テキストの質は確かに高いし、ブランドあるので転売されがち。ただ正直一人で勉強するには向いていない教材(鉄緑会自身も授業があってこそのテキストと語る)。また上滑りすることが非常に多い。ちなみに友達に鉄緑生も含めたなんかの塾生を作っておくこと自体は非常におすすめです。メリットは「テキストが借りられる」「進度が分かるので自分の立ち位置が分かる」。


そして言わずもがな、鉄緑会は6か月に1回のみ「校内模試」というクラス分けテストがあるのだ。皆ここに向けて勉強を重ねる。学生にとっての6か月は相当長い。

進学校になるほど生徒の学びの自主性を妨げないために、順位が出ないテストしか学校では行われない。だから、進学校の学生にとっては(同級生が受けるテストの中で)順位が出る唯一のテストなのだ。

鉄緑戦士あるある2

鉄緑会で何クラスにいるかで自分の地位が確立する(ように感じる)。
だからこそ、受験勉強・テスト勉強を最も重視しその他の勉強はあまり重視しない。学校での、受験に関係ない/効率が悪い宿題・活動は切り捨て、勉強時間を確保する。(←彼らは鉄緑の宿題がもっとも効率がいいと考える。=マーケティングに引っかかっている?)

学校を捨てる鉄緑戦士:高1~高3

A君「うーんなんで勉強ができないんだろう(←といっても周りを見れば実際にはできている方なのだが)。勉強時間を確保しないと…。部活とか文化祭活動なんてやってる暇ないわ。。ましてや学校の授業を受けてる暇なんて…。」

一番楽しい時期であるはずの高校生時代であるが、高校受験がなかった彼らにとってはそろそろ受験期だと感じている(※なお高校受験組も鉄緑会には入れます)。

そんな彼らにとっては学校の授業は簡単なのだ。そして、受験勉強に関係なければ授業を受けるのが無意味だと感じる。そこに時間を使うくらいだったら内職をしたいと…。

↑昼休みにご飯を食べながら宿題を片付けてしまうことも多い。俗にいう”陰キャ”になりがちだが、特に男子校女子校においては友達も友達なので変に思われない実情。おかしさに気づけないのは良いのでしょうか悪いのでしょうか…。

鉄緑戦士あるある3

あまり文化祭などでは表に出ない。部活も入らないor緩いものに入りがち。時間を浪費するので恋愛はしない。
一方で先生の視線にも動じず内職をする強靭なメンタルを持つ。→鉄緑戦士になるのもそう簡単でないのだ。

鉄緑に依存する→学校でさぼりがちになる→学校での評価が下がる→余計鉄緑に依存する。という循環へ…。とはいっても、学校の授業が簡単すぎて暇なのだったらしょうがないのかもしれない。

東大理1合格へ:高3~

A君「将来の夢も特にあるわけではないけど、とりあえず東大理1に合格した。部活や恋愛といった青春らしい青春は過ごせなかったけど、自分の学生時代はこれでよかったのだ。でも次の目標もないし、自分は何をして生きてけばいいのだろうか。」(メリーバッドエンド)

受験勉強が最終目標だった彼らは大学に合格した瞬間に何をすれば良いのかわからなくなる。本来は中高生時代に好きなものを見つけ、熱中し、受験後の未来を考えるべきだったのに、受験勉強を偏重しすぎた。

鉄緑戦士あるある4

受験結果が全て。落ちた⁼人生の終わりのような気がするから、そうならないために受験勉強をする。特に中高時代楽しかったこともないし、受験後は何を目標にすればいいのかわからない。

まとめ

鉄緑戦士の実態まとめ

あるある1:勉強は確かにできる。
あるある2:テスト勉強を最重要視、その他を軽視。
あるある3:青春らしいことはしない。学校での評価が低く鉄緑依存から抜け出せない。
あるある4:自分のしたいことが良く分からない。

「勉強だけが全てではない」とよく言ったものだが、特に趣味周りに関して中高時代の活動は貴重。でも本人にとってはこれで幸せだからやっぱりそれでいいのだろうか。
(東京受験jpに参加して活動するのも良いですよっ/他校の人や起業家と関われたり記事を作ってみたりイベント開催やビジネスをしたり出来ます)。

仮に入るにしても、「塾に利用されるのではなく、塾を利用する精神」で入ってほしい。

実際どこの塾に入るかによらず、一番大事なのは「自己分析→自分で勉強→自己分析…」の繰り返しなのだ。塾はそのペースメーカーであり、学習環境を提供してくれているだけだ。

筆者は英語だけ鉄緑会に行っているが、英語は苦手で自分ではペースを保てない/何をすればいいのかわからない…と思ったから行っているだけ。他の教科は参考書で自分で出来る。

塾に入るか否かで悩んでる小中高生!自分の選択に責任を持ち、常に自己分析。この上で目的をもって行こう。必要性を本気で感じていなければモチベは続かないから。(金銭的にはなかなか厳しいですが、親御さんにはぜひ応援していただければ嬉しいです。。逆に鉄緑戦士は鉄緑の必要性を感じすぎた結果です。)

中学受験生とその親御さんへ

学校も塾も要領よく使いましょう!実際、塾に要領よく通って程よく青春を過ごしながら東大に受かっちゃう人もいっぱいいます。塾も要領よく使えば便利。

中1から塾に入ろうか悩んでいるご家庭や中学受験生はぜひ燃え尽きない程度で頑張ってください。中高生のうちに一度くらいスランプ期は絶対あります。もしも宿題をやらない週が月1くらいであったとしても…、もしもテストの点数が2回連続下がったとしても…、実は勉強した分だけ間違いなく力がついています。答えを写して宿題をだすよりも全然ましです。

スランプで踏ん張れるか否かは日ごろから学校・塾を要領よく使い、距離を保てているか。そうすれば、自己分析する余裕ができて、本当の自分の意志で勉強しようかなと思える時がきっと来ます。

参考リンク:鉄緑会ホームページ 
※鉄緑会を否定する目的の記事ではありません。

自己分析こそが大事

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたライター

東京受験

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