読書感想文はこの通り書けば絶対できる!【小説編】書けなかった人が送る読書感想文のコツ





面倒な課題の最上位、読書感想文。
書くのは苦手だけど、出さないわけにはいかないし…
と悩んでいませんか?
この読書感想文、ネット上には「書ける人」のアドバイスばかりで役に立たない…
これはまさに「書けない人」だった私の悩みでした。
だから、ここでは、「書けない人」だったからこそ分かる、”ポイント”ではなく”書き方”をフローチャート式に徹底解説していきます!
普段の授業だけでなく、夏休みや冬休みの宿題にも活用できる考え方です。ぜひお読みください。

読書感想文の書き方フローチャート

さて、ここでは小説を題材にして読書感想文を書く場合についてみていきます。
小説で読書感想文を書くにあたっては、とにかく「登場人物の心情」を考えるのが重要です。
後述しますが、ある部分についての感想を「核」の文章として、そこからどんどんボリュームアップするのがまとまりのある綺麗な読書感想文の基本です。
では実際に書き方を見せていきましょう。

「核」の場面を見つけろ!

まず書く場面をどこか一箇所決めます。
5W1Hを意識して「一箇所」に限定することが大事です。
(5W1Hとは:誰が、いつ、どこで、何を、何故、どのようにしたか。特に、登場人物、時間、場所が同じであるのは大切です。)
これについてはとりあえずクライマックスの部分を抜き取っておけば間違いはありません。

「変化」を読み取れ!

小説ではまず間違いなく場面によって、特にクライマックスとそれ以前で「心情の変化」があります。
そしてここには何かしらのきっかけがあります。
ある感情が、ある出来事を通して、別の感情になる。これを見つけ出すことが文章を理解して感想を書く鍵になります。
先ほど見つけた「核」の文と対照的な、あるいは前段階の感情が描かれた文を探してきましょう。
小説は大抵そうした精神的な進歩や成長を描いたものです。

感情を訴えろ!

これらを意識した上で、「自分の感情」を表す文を書きましょう。
例えば、「一度諦めたが、友を救うために再び立ち上がった主人公の姿には憧れる。」
というように、ここで「感想」を書いてみます。

「自分の感情」を訴えるキーワード

  • 憧れる
  • 興奮する
  • 悲しい
  • かわいそう
  • 心を打たれる
  • すっきりする

場面を振り返れ!

ここまできたらあとはボリュームアップするだけです。「核」の場面と「変化」の場面を対比してみたり、表現の仕方について触れてみたり、とにかく先ほど「自分の感情」を述べた文章を中心にして、そこから離れないようにしましょう。

【「場面を振り返る」上での重要ポイント】「抽象化」と「分解」

ここで自分の体験談を混ぜられると良いとよく言われますが、そう簡単に思いつくものでもありません。
そこで重要になってくるのが「抽象化」「分解」です。
「抽象化」では、登場人物が行った行動の裏にある心理的な本質の部分だけを見ます。
「分解」では、登場人物が行った行動に含まれる要素を抜き出して一部分だけを見ます。
これらによって、自分の経験や考えを話に重ねやすくすることができます。
「僕は友達を救ったことはないが、困難を前にして勇気を出して行動したことはある。」(「友達を救う」要素は異なるが、「勇気を出して行動する」要素は自分と重ねられる。)
というように、登場人物の行動と自分の行動の一部分だけを重ねてみるとよいです。

あるいは、登場人物の様子を理想像として使うのも良いでしょう。
「これからは、命は賭けないまでも普段から他人への優しさを持って行動したい。」(「命を賭ける」要素は異なるが、「優しさを持つ」要素は自分も目指したい。)
というようにここでも抽象化と分解が使えます。

表現を考察する!

これまで見てきた場面、特にクライマックスでは、非常に多くの心情表現情景描写があるはずです。
登場人物の行動と心情がどう関係しているのか?
筆者があえてこの表現をしたのは何故なのか?
一見関係ない描写も登場人物の心情と結びついている?
といった表現についての疑問、考察を書いていけば、自然と一場面だけに限定してもそれなりの長さの文章になるはずです。

「表現考察」の重要キーワード

  • 天気(晴れ喜び悲しみなど)
  • 比喩(「飛鳥」は爽やかさ、「マグマ」は怒りなど)

もちろん、形容詞・副詞や動作からも多くが読み取れます。たとえば,「弱々しく膝を折る」という表現は絶望感諦めを感じさせますね。

書けたかな?

さて、ここまで来れば良い読書感想文になったのではないでしょうか。
この書き方は、文章を書く力だけでなく、読む力を伸ばせる方法です。
しっかり書ければ、読書感想文以外のところでもその力が役立つはずです。
綺麗な読書感想文を書いてグンと力をつけましょう!

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