こんにちは。お茶の水女子大学附属高等学校(通称:お茶高)に通っているRです。
ところで皆さん、お茶高がどんな学校なのか、どれほどご存知ですか?
「入試がなくて大学への推薦枠が設けられているの?」と思う人も多いかもしれませんが、実際は、全員に推薦枠があるのではなく、お茶大に進む人も年に数人といった具合に少ないです。ですが、校風や「大学公開授業」など、お茶高ならではの部分もたくさんあります!
今回のこの記事では、お茶高の基本的な情報を、実際に通っている目線から取り上げて、紹介していきます!
生徒数・構成!
お茶の水高校は、国立の唯一の女子高校です。お茶校は一学年120人、全体で360人の生徒で構成されています。小規模なので、知らない顔があまりないところに心地良さを感じられます。高校受験で入学する内部生(お茶中出身)と外部からの生徒の比率は、年によって誤差はありますが、毎年だいたい半々です。
一学年ごとに、クラスは、蘭・菊・梅の3クラスあり、クラス替えは、1年→2年の間に一回だけあります。(2年→3年に上がる際にはクラス替えはありません!)
アクセス・周囲の施設
最寄りは地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅で、学校は駅からまっすぐ歩いて5分程で着きます。途中にコンビニがあるのでそこで昼ご飯などを買うのに便利です。
また、大学は、高校の敷地からそれほど遠くはないので、大学図書館や学食・生協も使いやすいです。
校風
自主自立の精神を重視するお茶校では、「校則は国の法律のみ」と言われるほど、校則は少ないです(笑)。アクセサリーやピヤス、髪染めもOK!体育祭や文化祭(別記事参照:後日公開します)では、髪色の目立つ人がやけに多くなります。ハロウィンの仮装も毎年恒例のイベントになっています。
休み時間中にご飯を食べることも可能なので、早弁の習慣が生徒の中には浸透しています。中学の生活とのギャップが大きいので、入学時はびっくりすることが多かったです。
お茶校生は、女子高であるからこそ、まわりを気にせずに自分の個性を最大限に発揮できます。なので、個性的な人がとても多く、皆それに寛容的です。お茶校は、何事にも意見を持ち、生徒たちと積極的に会話し行事を楽しめる場所だと感じます。
進路 〜「高大連携入試」とは?〜
記事の冒頭でも触れたように、お茶高は大学への推薦枠が設けられているわけではありません!
多くの生徒は、普通の受験をして大学に入ることになりますが、中には「高大連携入試」という特殊な受験システムを使って受験する人もいます。
もし、お茶大への進学を考える場合は、大学から提供される公開授業を取ってみることをお勧めします。高校の単位にはなりませんが、お茶大に進んだときに単位として扱われます。科目の選択肢は多く、回数や時期は授業によって差があります。(お茶大に進むつもりはなくても、大学の授業を取ってみると面白いです!)
他にも、東工大とも連携があり、サマーチャレンジという特別入試でよい成績を取ると大学からの推薦がもらえます。
このような「高大連携入試」は、直前時期まで推薦の権利が確定せず、場合によっては大学側から推薦権が取り消されてしまうなど不安定な部分もあるのだそうです。そのため、高大連携入試を使って進学する生徒はあまり多くはありません。しかし、人数は少ないとは言えども、事実、毎年数名、この制度を使って進学している人がいます!ですので、このような選択肢もある、ということも、頭の片隅に入れておくと良いと思います!
入学前に知っておきたかった・3つのこと!
私自身が、入学以前に、インターネットや学校説明会などで情報を調べてもなかなか分からなかったことや、入学して初めて知り、私自身が驚いたこと・もっと早く知りたかったことを、3つ取り上げます!
①行事が多い!
行事やイベント、テストなどが交互に多くあり、非常に忙しいです!(体育祭が終わったら、すぐ試験があり、試験が終わったかと思えば、すぐ文化祭がある、みたいな忙しさ!!)
行事に熱心な生徒がほとんどなので、学校生活が充実している分、行事が終わったあとの切り替えは大事です。なので、忙しくて充実した生活が好きな人にはおすすめです!ゆったりした高校生活を送りたい人にとっては、ちょっと大変かも?(でもきっと楽しい学校生活になることは間違いありません!)
②文理選択の時期が遅い!
お茶高では、2年の終わりまでは文理選択がありません!教養を学び様々な分野の知識を得ることによって、進路の選択肢が広がったり、将来の助けになります。学校側も、そのような意図で、必修科目を多く設置しているのだと思います。
とは言っても、やはり若干大変です。大学受験に関わらない科目までもしっかり勉強するのはキツい!という声も、周囲から聞きます。
(進路・考査については別記事でさらに詳しく掘り下げようと思います!)
③制服:普段は、スカート以外の指定がない!
正装じゃなくても良い日が多いです。指定のスカートだけ履いていれば、上は特に指定はありません!(行事の時や、大学の先生・外部の方の講演がいらっしゃる際は正装の白色シャツを着ることになっています。)
まとめ
今回の記事では、お茶高のことについて、ざっくりと、基本的なものを取り上げて紹介しましたが、後日公開予定の続編では、さらに詳しく掘り下げて紹介していこうと思います。ぜひお読みください!
この記事を書いたライター
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