効率的な自宅学習とは?
自宅学習には、大きく分けて塾に行っている場合と行っていない場合の二種類があります。
まず、塾に行っている場合は自宅学習によって授業内容への理解を深めることや苦手部分を補強するなどの目的、行っていない場合はもっと単純に参考書などの内容を理解して学習することが目的となるでしょう。
しかし、これらの2つはどちらも大きく分けて暗記と問題演習という2つのプロセスに分けることができ、これらを効率的に行うことが効率的な自宅学習なのです。
暗記学習
自宅での暗記学習は、毎日欠かさず自分が決めた分の暗記を行うだけです。
このときにオススメの方法が前日に覚えた範囲を翌日、翌々日にももう一度覚えなおすことです。一回しか暗記を行わないと、実は覚えた気になっているだけで実は覚えられていないため、何度も繰り返し継続することでようやく記憶を定着させることができます。
さて、使用する参考書ですが自宅学習では一問一答形式のものを強くオススメしています。この種の本はテンポよく暗記を行うことができ、継続した暗記勉強に適しています。
問題演習
問題演習には2種類あります。1つ目は暗記を定着させるためのもの、2つ目が問題に慣れるためのものです。 暗記学習だけでは実際のテストなどのときにその知識を使うことができません。その使うための訓練が問題演習です。
1つ目の演習の方法は先ほどの暗記学習を行った翌日に覚えた範囲と同じ範囲の問題集を解くことです。これによって記憶したことを使うことができ、また学力が伸びていることを自覚できてモチベーションにつながります。
2つ目の演習の方法は自分の志望校以外の過去問をひたすら解くことです。このときの問題の選び方ですが、目安としては志望校の偏差値以下の学校の問題を選ぶと良いでしょう。入試の過去問は良問揃いです。確実に学力を伸ばすことができます。
自宅学習をするときのポイント
苦手分野の補強
自宅学習のほとんどはこれにあたるでしょう。苦手分野を勉強することはとても大切ですしやらないと学力は伸びませんが、やる気が出ない人がほとんどでしょう。
そのため必ずノルマを設定しましょう。そしてそのノルマを毎日欠かさず行うことで、いつの間にか自分の体の中で習慣化されて苦ではなくなっているはずです。
好きな分野をやりたい
意欲のある受験生の中には自分の得意教科をもっと伸ばしたいと思っている人もいるでしょう。その気持ちはとても大切であり、そう思ったらすぐに自宅学習をするべきです。
このタイプの自習は受験生にとって苦ではないため、息抜きとして行うのがオススメです。特に6年生にもなると勉強したくないけど遊ぶのも気が引けるという精神状態になるため得意教科を勉強することは最大の息抜きになります。
自宅学習はどれくらいの時間すればいいの?
この疑問は受験生および親御さんが必ず一度は思うことでしょう。
断言させてもらいますが、受験勉強は時間ではなく量です。1の仕事量で5時間勉強するのと5の仕事量で1時間勉強するのは同じです。つまり自宅学習は自分で決めた1日のノルマをこなすまでするべきです。
たとえば私の例ですと「毎日社会の過去問を5校分解く!」と決めてそれを実際に毎日こなすことでルーティーンをつくっていました。ルーティーンを作れたらあとはそのルーティーン通りに勉強するだけです。
できない子にこそ自宅学習を!
塾に行っていると授業内容が理解できないということがあると思います。それはそれより前の授業内容が理解できていないからです。その穴は自宅学習をすることで埋めることができます。
そのため、「できない子」は自宅学習をすることで簡単にできるようになることが多くあります。
まとめ
自宅学習のやり方は多様で、正解があるわけではありません。今回提示させていただいた方法や考え方はあくまで私の経験に基づいて述べている私にとってのベストです。そのためこれを基に皆さんなりにオリジナルの自宅学習計画を作ってみてください。
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この記事を書いたライター
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