【必見】開成中学・社会 東京問題の対策を現役開成生が徹底解説!





中学受験の最難関・開成中は社会で「東京問題」と呼ばれる東京に関する問題が出題されることが多いです。これは他の学校に見られない特殊な問題であり、特別な対策が必要です。

この記事では、実際に開成中の社会の授業を受けた東京在住の現役開成生が、東京問題の対策について解説したいと思います!

開成中学名物:東京問題の対策

2016年以降毎年のように出題されている東京問題。東京問題を解くためには、特に東京に住んでいない人にとっては一筋縄では行きません。そこで「前提となる知識をつける」「実際に行って体感する」の双方向から東京について学ぶことをオススメします!

開成中のカリキュラムでは、中三の「地域学習」という授業で、東京の地理についての課題探求型の授業を行っています。そこで実際に開成中の先生から教わった知識もまじえながら、深く解説していきたいと思います。

東京問題対策:前提となる知識をつける

一つ一つの知識は些細でも、重要な知識です。ぜひ覚えるようにしてください。

~荒川区の場所~

開成は4区の区境付近にあります。23区の中で荒川区の位置、できれば隣接する北区・台東区・文京区の位置も抑えておきましょう。

~道灌山~

開成学園は関東大震災の後、神田淡路町から道灌山の秋田藩佐竹氏の屋敷の跡地に移転しました。西日暮里駅前には大きな崖があるのはご存知かと思いますが、これが道灌山と呼ばれる高台を切り開いてできているものです。この道灌山という地名は江戸城を築いた太田道灌に由来しています。日暮里駅前に太田道灌の像があるのも有名です。また開成学園第二グラウンドには道灌山遺跡が広がり、縄文・弥生中期の竪穴式住居が発掘されています。

~山の手台地と下町低地~

東京の地形は大きく分けて山の手台地武蔵野台地の一部)と下町低地に分けられます。下図は東京の地形図ですがはっきりわかると思います。

開成の過去問で白紙に東京湾・山の手台地を図示せよという問題が出ています。

(出典:国土地理院技術資料「1:25,000デジタル標高地形図」)

西日暮里から線路沿いに少し歩くと、山手線を堺に崖となっているのがわかると思います(上の拡大図赤丸が西日暮里です)。またこの図から上野公園の不忍池には昔、川が流れ込んでいたことも読み取れます。

谷中銀座の端・夕やけだんだんと(ピンク)と谷中霊園(紫)もおさえておきましょう。

夕やけだんだん

東京問題対策:実際に行って体験する

~上野公園~

開成中は立地が近いからか、上野が本当に大好きです。高頻度で問題に出るので、必ず一度は行ったほうが良いでしょう。また、上野に関する知識は多少マニアックでも出題されるので確認していきましょう。

~上野の歴史~

<上野の成り立ち>

三代・徳川家光が江戸城の北東の方角(鬼門)に天海の助言で東叡山寛永寺を建てた。このとき寛永寺を比叡山延暦寺に、不忍池琵琶湖に、清水堂を京都・清水寺に見立てた。

不忍池
清水堂
<上野戦争(戊辰戦争の中の戦闘)>

西郷隆盛と勝海舟が江戸城無血開城を果たすが、これを不服とする旧幕府藩士は彰義隊(指揮・天野八郎)を結成し、新政府軍(指揮・大村益次郎)に寛永寺で抗戦した。わずか半日で決着したが、根本中堂など伽藍の多くは焼けてしまった。その後、オランダのボードワン博士の助言で上野公園が成立した。

~上野のスポット~

彰義隊の墓

西郷隆盛像(「道程」で知られる高村光太郎の父である、彫刻家・高村光雲作。)

国立西洋美術館(ル・コルビュジエ建築)

下町風俗資料館…大正時代の町並みが再現されていて、昔の暮らし・遊びが体験できます。

~平将門の首塚~

承平天慶の乱と呼ばれた乱を起こした平将門は平安京で晒し首となったあと、首は空を飛んで東京に落ちたとの伝説があります。それが現在大手町にある平将門の首塚です。また神田明神にも祀られています。

~葛飾区郷土と天文の博物館~

実際に開成中1が必ず行く場所です。郷土展示室では東京が水害を防ぐため河川改修してきた歴史(2019年の入試で出題されました)を分かりやすく展示しています。

終わりに

以上、東京問題を解くのに役に立つことを書きました。しかし、重要なことは日常生活の中に地理・歴史の学習との繋がりを見つけることです。開成中も東京のマニアックな知識を知ってほしいのではなく、受験生に学習を日々の生活と結びつけてほしいという思いがあるはずです。東京を散策するときはぜひその意識で楽しんでみてください!自然と東京問題に対応する力がつくはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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