早稲田・慶應・豊島岡など多くの私立高校は3教科での受験となりますが、都内・関東圏で1月や2月序盤に入試のある高校は多くありません。
もちろん、3科目受験校は、5科目受験生の練習校としても有用です!
腕試しや滑り止めのためにも見逃せない進学校受験者のための3科目入試の併願校をまとめました!
※受験する上で重要なポイントについては、こちらの5科受験生向け記事の「練習校を受ける意味」「併願校選び方まとめ」の項目を必ずご参照ください。
3科目受験の練習校
※学校名の横に記載の日程は、年によってある程度変動します。
栄東(1/22, 24)
第1回、第2回の通常試験は3教科入試です。貴重な1月受験校で、2月序盤に本命を受験するなら特に抜かせない学校になります。
難易度は早慶よりはある程度低くなっており、練習として滑り出しにはちょうど良いところです。5科目受験での受験者が多い割に3科目受験では栄東ではなく立教新座から始めることも多いため、合格者の枠の小ささに対して狙いやすくなっています。
立教新座高校(2/1)
3科目受験の練習なら王道はやはりここです。早慶以上のレベルを目指すならまず受けておいて良い学校です。2月序盤なので練習として受験しやすく、入試改革の煽りを受けて大学附属校としての人気も高まっています。
関東圏の早慶、特に受験日の早い早稲田本庄や慶應志木などを狙っている受験生にはある程度安心できる難易度なので、試験慣れするための練習として非常に有用です。当然MARCH各校を受験する予定のある受験生は進学を考えて併願校として受験しても良いでしょう。
市川(2/5)
5科目受験生がよく練習として受験する前期だけでなく、3科目の後期受験もあります。合格枠は若干少ないですが、難易度は早慶レベルを狙うならやや低く感じる程度で、練習として受験しやすい学校です。
早慶や開成などの直前に受験できるため、受験の緊張感や問題への向き合い方をそのまま本番に持って行きやすいことも練習校として良い点です。
早慶や渋幕に比べればやや見劣りはしますが、学校としての環境も良く、立地に不満がなければ通学も十分検討に値するところでしょう。
慶應義塾志木(2/7)
開成や国立の受験者はもちろん、他の早慶受験者はよく受ける学校でしょう。
基本的に難易度は早慶他校と比較してやや高いか同程度でそこまで大きな差はありませんが、いわゆる奇問がよく出題され、最近では国語での絵を描かせる問題などが話題になりました。こうした変則的な問題については対策が難しいため、余裕がない場合は、受けて失敗して不安を背負って本番に臨む可能性もあります。
やはり都心からは離れますが、二次試験の面接が11日で他校と被りにくいことや慶應大学への進学がほぼ保証されることから進学先として考えて良い学校です。
ただし第一志望校とする受験生も多いそれなりの高難易度校なので、受験するかはよく検討した方が良いでしょう。
早稲田大学本庄(2/9)
こちらも開成国立受験者などが狙いやすい学校になります。
ただしその立地から合格者に対して進学者はあまり多くありません。そもそも一次試験合格者の内1〜2割は二次試験を受験しません。それ故定員の3倍近くの合格者を出すので、その広い枠が狙い所になります。
開成や義塾の前日という日程から、感覚を掴めるメリットと、疲労や失敗時の精神的デメリットを天秤にかけて判断するところです。
早慶の中でも標準的難易度で、形式が大方決まっていて出題もオーソドックスなので対策も立てやすいです。その分一般的に早稲田学院よりはボーダーが高く、早稲田実業よりはボーダーが低いと言われ、それなりの得点力が必要になります。
二次試験の面接はこちらも日程が被りにくい上、設備などが充実しているため、進学先としても非常に良いでしょう。
5科目受験の情報はこちら!
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