王道からマイナーまで、筑駒の行事を現役生が紹介





どうも。最近ゴッドファーザーのパート2に感動してしまったK太朗です。
今回は僕が通う国立筑波大学附属駒場中・高等学校(以下筑駒)の行事について、なるべく網羅的に、特徴や魅力なども含めて詳しく紹介してみました(現在はコロナウイルスの影響で、例年通りにできている行事なんてほとんどないのですが・・・)。
筑駒への進学を検討している人はもちろん、なんとなく筑駒や進学校の行事に興味がある人にも、楽しんでいただけたら幸いです。

はじめに

基本的な校風など

筑駒の校風は、「自由闊達の校風のもと、挑戦し、創造し、貢献する生き方を目指す」という学校目標に集約されます。わかりやすく言い換えると、「何をやったっていい」という寛容な雰囲気の中で、みんな興味があることを全力で楽しんでいる感じです。

そしてその全力が向かう先も実に様々で、専門的な知識を勉強している人がいたり、運動部の練習に熱中している人がいたり、ネットメディアで記事を書いている人がいたり。
ちなみに有名な筑駒の卒業生に演劇人の野田秀樹さんがいますが、彼も高校時代、演劇部の活動に熱中していたとかいなかったとか。

そして、膨大な数の生徒たちが全力を一点に集中させる瞬間こそが、筑駒生にとっての行事なのです。

筑駒の行事

筑駒には三大行事と呼ばれるものがあり、文化祭、音楽祭、体育祭がそれにあたります。これらの行事には六学年全てが参加します(ちなみに高校三年生は十一月の文化祭を終えてから受験勉強にギアを入れるらしいです)。そして三つとも非常に人気が高い行事です。

その他の行事は、始業式などを除くほとんどが、いくつかの学年限定の参加になっています。しかし、その中にも人気があるものが多くあるので、いくつか取り上げてみようと思います。

また、三大行事については「基本情報」「筑駒ならではの特徴」「魅力」の3ポイントを軸に話しますが、その他の行事はそもそもマイナーで、行事の存在自体が特徴のものも多いので、「筑駒ならではの特徴」は飛ばしていこうと思います。

三大行事

文化祭

①基本情報
11月の文化の日付近の三日間にわたって開催。中1、2年生は展示、中3から高2は演劇をやることが多い。高3はステージ、食品、縁日などの特別班に分かれ、一年かけて準備をする。また、文化部・同好会も展示などを行う。

②筑駒ならではの特徴
・木工 展示物のパネル、演劇の背景の壁、外装などなど、ほとんどの構造物が木材を使って作られる。そのため文化祭シーズンになると、学校中にノコギリとトンカチの音が響き渡る。

③魅力
文化祭は、筑駒生の魂です(かたまりじゃなくて、たましいです)。そして、他の学校でもそうかもしれませんが、おそらく断トツで人気の行事です。
その理由はいくつかあります。
まず、自分たちのやりたいことを、自分たちだけでやりたいようにやれること。その結果がお客さんの反応、賞などにダイレクトに現れること。そして校舎全体に人が溢れかえってお祭りムードになること。ちなみに文化祭は、筑駒生が不特定多数の外部の人と接する唯一の行事です。

とにかく文化祭は、一年に一度の行事ではなく、一生に一度の晴れ舞台なのです(どこかで聞いたような)。

音楽祭

①基本情報
6月中旬に昭和女子大学の人見記念講堂を借りて(内部の人のみで)行われる。各クラスの合唱に加え、音楽部、高3有志などの特別参加団体の演奏もある。

②筑駒ならではの特徴
・当たり前だが、男声合唱 ただし中一など混声の曲を歌うことはある
・審査員が豪華 歌っている合唱曲の作曲者が審査員席に座っていることも

③魅力
まず、合唱という行為自体の魅力があります。たとえば下の動画を見てみてください。

この曲は筑駒音楽祭の定番曲のひとつなんですが、どうでしょう? 合唱のパワーみたいなものを感じ取っていただけたでしょうか。
そしてもちろん、聴く楽しみに加えて歌う楽しみ、練習する楽しみもあります。
この曲の他にも「君のそばで会おう」「思い出すために」「きみ歌えよ」「五匹のかえる」「はじまり」などが定番曲ですので、そこらへんも是非調べて聴いてみてください。
それから、高3など高い学年になると、合唱のレベルもかなり高くなります。それでも審査員の意見は厳しいことが多いですが、ときどきそんな審査員たちをも唸らせるような合唱があるらしいです。

体育祭

①基本情報
9月下旬に学校の敷地で二日間にわたり行われる。開成などとは違い非公開。また、全員が一定数以上の競技に参加する。

②筑駒ならではの特徴
・縦割りクラス対抗 たとえば中学全学年のA組が同じチームになってB組、C組と戦う
・オリンピック形式 体育館・グラウンド・武道館など、校舎のあちこちで同時並行で競技が行われる
・クラスごとにTシャツをデザインする

③魅力
筑駒で一番闘争的な行事なので、やっぱりみんなアツくなります。特に綱引き、棒引きなどの全体種目はけっこう盛り上がります。
それから応援合戦や相撲など、楽しめるポイントも随所にあります。

その他、特徴的な行事

地域研究

①基本情報
中2、中3、高2が参加。5~6人の班ごとに分かれて企業などのアポをいくつか取り、5月下旬の2日間取材をし、その後研究としてまとめる。中2は東京、中3は東北、高2は関西が舞台となるが、高2は研究というより修学旅行の意味合いが強いらしい(あくまでも噂)。

②魅力

教師は途中までしかついてこないので、基本的に自由行動なのが魅力です。計画も全て生徒が立てます。電車に乗り遅れたり道に迷ったりすることもありますが、それもまあ楽しみだったり。
ちなみに僕は、これまで二回とも仏教や神道をテーマにし、上野の寛永寺や世界遺産の中尊寺などを取材しています。また、中3のときは三陸に泊りがけで行き、取材後の2日間は震災学習を行いました。

水田作業

①基本情報
じつは筑駒のすぐそばに水田があって、毎年実際に稲を作っている。播種・田植え・除草・収穫などの要所要所の作業を、中一と高一の生徒が一年を通して行う。

②魅力
文化祭が筑駒生の魂ならば、稲作はDNAです。

なにしろ筑駒は「東京農業教育専門学校」という学校の附属中学校として開校している、農業がルーツの学校なんです。そのため歴代の校長もほとんど農学出身で、入学式の式辞も水田に結びつけて話されたりします。
そして出来上がった米(もち米)が赤飯となり、その年の卒業生と次の年の入学生に渡されるのも伝統です。

文化祭の木工などもそうですが、筑駒って意外と泥臭い行事が多いのも魅力なんですよね~。

弁論大会

①基本情報
2月中旬に行われ、中学生のみが参加。各クラスから一人ずつ弁士が選ばれ、大会当日までに各クラスの原稿作成委員が用意した原稿をもとに弁論をする。弁論は原則7分で、そのあと質疑応答が行われる。

②魅力
ある意味弁論大会は、筑駒で一番難しい行事かもしれません。何しろ弁士は七分間、話術だけで観客の心を掴み続けないといけませんからね。
テーマも「筑駒の文化」「筑駒生の恋愛」など内輪ネタっぽいものが多く、三年間見ているとかなりマンネリ化を感じる弁論もあります。

いっぽうで、ときどき圧倒的に完成度の高い弁論が現れ、カリスマが生まれる行事でもあります。たとえば昨年度の大会では、あるクラスが大衆賞・最優秀賞・弁士賞を文字通り総なめにするという事態が起こりました。このときの弁士もカリスマと化し、完全に会場を支配していました。
ちなみにその弁論には僕も原稿作成委員として関わっていたのですが、フォーカスされるのは弁士だけなので、完全に影の存在でした(笑)。

中学弁論大会が開かれました | 筑波大学附属駒場中・高等学校【公式】

↑筑波大学附属駒場中・高等学校【公式】https://yahoo.jp/S2qcPd

ロードレース

①基本情報
少し前までは多摩川の河川敷で行われていたが、一昨年度からこどもの国になり、今後も定着しそう。中学生は4キロ、高校生は8キロ走る。1月末で受験前にもかかわらず、有志で参加する高3生もいる。
中学、高校それぞれ20位までが表彰される。

②魅力
体力を限界まで使う行事です。真冬なので喉を傷めるほど空気が冷たいんですが、走る前には半袖になり、走った後は汗だくになっている人も多いです。
ただ、話しながら悠々と歩いている集団もいるので、走るのが苦手だという人も安心してください。あまりにも遅いと怒られるかもしれませんが。
ちなみに僕は入賞経験もある実力者なんですが(笑)、体が軽くなって上り坂もぐんぐん進んでいく感覚とか、息を切らしながら走っている人を横目に抜いていく感覚とか、なかなか気持ちいいもんです。

最後に

なんだか自分の思い入れによって文量に差が出てしまった気もしますが、これで一通り筑駒の行事は紹介出来たはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

ちなみに筑駒の行事関連では下のような記事もあるので、ぜひ読んでみてください。

筑波大学附属中・高等学校の公式ホームページも是非ご覧ください。https://www.komaba-s.tsukuba.ac.jp/about/event/

この記事を書いたライター

K太朗
K太朗
元もちけん
国立筑波大学附属駒場(筑駒)高校一年
サッカー部、生物部、折り紙研究会
部活でやっているもののほかに、読書、映画鑑賞、デザインなんかも好きです。新サムネイル・第一回イベントポスターのデザインを担当しました。