開成生が文化祭の相談室で聞かれた7のこと ~Let’s talk KAISEI 2019~【後編】

開成生が答える受験相談





二日で三万もの人が集まる開成祭、そこで開成生が保護者、受験生に受けるたくさんの質問をまとめました。

この記事は後編です。子供との接し方や高校入試についてまとめた前編をご覧になりたい方は↓↓↓の画像をクリックすると記事ページに移ることができます。

開成生が答える受験相談

Q5. どうすれば勉強に気持ちを切り替えられる?

A5. 遊びと勉強を切り離しましょう

YouTubeを見ながらぐたぐたと宿題をしてしまう……ということ、ありますよね。

でも、別々にやったほうが勉強も効率が良いし遊びも楽しい。これをしっかり意識できるといいですね。

そうは言っても、実行するのは難しいものです。

そこで、勉強と遊びを切り離した生活を制度として作ってしまうのも手です。

「6ページやったら30分は遊ぶ」だとか、「宿題が終わったら後は自由」だとか、制度を最初から決めてみましょう。

人間の脳は後に報酬があるということが分かっているとやる気が出るもので、それは習慣化していると更に強くなります。

「やらせる」のではなく「やってもらう」意識を持ちましょう。

ただし、勉強時間で決めると結局進まないということもあるので、勉強量で決めるのが良いでしょう。

Q6. 受験勉強で意識すべきことは?

A6. 出来ないことを出来るようにすることと、出来ないままにすること

これはちょっとそのままでは分かりにくいですが、

受験勉強ができる時間というのは限られています。1日の中でも使える時間はそう多くありません。

だから、何でもしようと思ってはいけません。やる必要があること、ないことの区別をはっきりつけるのは勿論のことですが、やるべきことの中から、何を優先してやるべきなのか、何を後回しにするのかを考えましょう

場合によっては「やらない」という選択肢もあります。私も「入試で立体図形の問題が出たらとりあえず後回し、無理そうなら全部捨てる」という意識で開成に合格しました。

結局受験は点数勝負です。本番での「時間のかかる問題は捨てる」などといった判断もそうですが、受験勉強においても、解法習得に必要な手間と得られる点数の期待値を考えて優先順位をつけましょう

そしてもちろん、出来るようになることも大事です。

間違えた問題には必ず間違えた理由があります。計算力の低さや前提知識不足、問題の読解ミスなど様々で、それらが複数組み合わさっていることもありますが、こうした原因を全て潰すことが大切です。

問題の解説を読んで解法を理解するだけではいけません。解法を導けるようになる必要があります。

いわゆるケアレスミスである計算ミスも例外ではありません。二桁同士の計算などは軽視されがちですが、間違えた時「次から気をつける」では意味がありません。この例なら「次からは必ず筆算する」という対策を立てて実行します。

受験本番は緊張で普段以上にミスが起きやすいですから、必ず具体的な対策を立てて、それを普段から実行して習慣にすることが大切です。

間違えた理由を捉えて次から二度と間違えないようにすれば、そのうち全ての問題が解けるようになるわけです。

もちろん時間の都合そこまでは出来ませんが、間違えた問題は間違えた理由を捉えて必ず全てを潰すようにしましょう。確実に積み上げていくことが大切です。

Q7. 塾には通ってるの?

A7. 高三までは通ってない人もかなり多くいます

東大合格者数全国一が印象強い開成ですが、塾に通って勉強ばかりしているわけではありません

運動会や文化祭などの行事や趣味に力を注ぐ生徒は多く、塾に入って本格的に勉強を始めるのは「高三の運動会が終わってから」という生徒もいます。

その自由な校風から行事の運営が生徒主体であることもあり、塾で勉強に力を入れるより放課後や休み時間などを自分の好きなことに費やす生徒が多数派です。

しかしやはりある程度の生徒は、進学校生をターゲットとした「鉄緑会」を筆頭とした塾に通い勉強しており、宿題に追われている生徒も多くいます。

まとめ

ここに書いた以外にも様々な質問がありました。

学校を知るにはまず直接足を運ぶのが一番です。お子さんにも実際の学校の様子を知ってもらい、受験へのやる気に変えてもらいましょう。

この記事を書いたライター

甲斐 匠人学生ライター
都内公立中から開成高校に進学、校内外問わず様々な活動に参加しています。
多くの人と同じ体験も、異なる体験もしてきました。そこから得た視点や技能をみなさんに活かしてもらう為に努めてまいります。