早大学院の「留年制度」が厳しい?基準は?期末テストは?現役生しか知らない大学附属校

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近年、主に早慶やMARCHなどの大学付属校の人気が高まってきています

その一方で、「受験がないぶん留年する」「留年生が多い」という噂を耳にすることもあるのではないでしょうか。
「付属校に入って、勉強について行けるか不安」という人もいるかと思います。

実際、付属校の留年率は多いんです。
付属校の留年生のことを話すと、他校の知人に驚かれます。

筆者(私)
みんなの学校って、今年留年した人、何人いた?

Aくん(Y高校)
0だよ。

Bくん(K高校)
ひとりもいないよ。いたとしても3年〜4年に1人いるかいないか程度かなぁ。

Cくん(T高校)
今年1人いた!でも滅多にいないなぁ

筆者(私)
へえ。ちなみに、おれの高校は学年で20人くらいかな。
この前おれの友達も留年してたよww

Aくん(Y高校)
え!!

Bくん(K高校)
まじで?やっぱ付属校って、厳しいんだ…。

Cくん(T高校)
まぁでも、大学受験しなくて良いんだもんなぁ。十分羨ましいけど笑。

そこで、この記事では、実際に付属高校(早大学院)に通っている筆者が、「付属校の留年制度」について詳しく解説します。

現役生が教える:大学付属校は「留年制度」が厳しい?

結論から言うと、ちゃんと授業を受けて、勉強をしっかりとやっていれば、留年はまずしません!

安心してください!!

(留年率が高いと言っても、そこまでたくさんの人が留年しているわけでもないのが実態。たとえば早大学院の場合、留年するのは、学年500人いるうちの20〜30人ですから、ほとんどの人はちゃんと進級できます。心配無用。)

ただ、「受験がない」からといって、勉強をまったくやらないと、留年してしまうリスクは十分にあります。

勉強の難易度は?

私が通っている早大学院の、授業の進度や難易度、宿題や課題の量などについて紹介していきます

授業の進度、難易度、内容

授業の難易度そのものは、ほかの高校とあまり変わりません。

受験のある進学校と比べて、極端にラクだったり簡単だったりすることはありませんが、「一風変わった授業」というのはけっこうあります。

たとえば、宗教社会学という分野を専門に研究している先生が授業でひたすら自身の研究成果のことをしゃべり続けたり、数学の先生が数学をせずに丸々一時間ひたすら社会問題について語っていたり、なんてこともあります。

また、私の通っている早大学院では、第2外国語の授業もあります。(第2外国語の授業が全員必修だという高校は、日本では非常に珍しいです。)

期末テスト

受験勉強をする必要がないぶん、期末テストの出題傾向も「緻密に暗記するタイプの問題」よりも「思考力が徹底的に問われる問題」がかなり多い印象があります。

たとえば、記述の大問が1問だけ出題されて、時間内に自分の考えを記述する、といった試験科目もあります。全体的にどの教科の先生たちも、記述問題を多く出題する傾向があります。(まさに「大学の定期試験の論述問題」の雰囲気です!)

宿題や課題

レポート課題・論文課題が多いです。

文系の場合は日本史、理系の場合は物理と化学で、かなり多くのレポートの宿題が課されます。

学術的なレポートの書き方適切な引用文献の選び方、などを1年生のうちから指導を受けます

もちろん、レポート課題は、成績上の重要度も高いです。常に「質の高いレポート」を書くことが求められています!

普段の生活

さて、受験のない付属校の生徒は、普段いったい何をしているのでしょうか。

パターン1:
部活の活動や練習に励む

「受験勉強のために引退」という必要がないため、高3の後半頃までかなり長い期間部活に没頭することができます

3年間このスポーツがしたい!という強い信念がある人は、大学付属校に向いています。

全体的に、力を入れている部活は多いです。活動時間・練習メニューなどもハードだったりもします。(周囲のやる気は高いため、そのぶん、モチベが追い付かなくなってやめてしまうケースもあります。)

大学付属校でもし部活に入ろうと考えているなら、「後悔しない部活選び」を心がけて、3年間を有意義に過ごしましょう!

パターン2:
自分のやりたいことを追求する

大学付属校は、自分のやりたいことをとことんやるのに適した環境です。

早大学院には、「プロジェクト活動」という課外活動の仕組みがあり、生徒が自主的に活動をおこないます。組織としては「部活」や「同好会」に近いですが、先生が関与せずにすべて自分たちで活動する部分が異なっています。自分たちで見つけた課題(社会問題など)を、自分たちの力で探求していく力が培われます。

また学校内の活動だけでなく、個人的に研究をしている人や、ひたすら哲学書を読みふけっている人や、学校外で活動をやっている人など、人それぞれ多種多様です。

パターン3:
起業する・国内外の企業にインターンに行く。

少数派ではありますが、わりといます。(私の知っている中にも何人かいます)

日本最年少で上場した起業家の村上太一さんも、実はこの早大学院の出身です。高校在学中に起業し、その後、25才のときに日本最年少の株式上場を果たしたそうです。

また、中には、知り合いやOBづてで、企業にインターンをさせてもらいに行く人もいます。たとえば、日本国内のベンチャーに行く人もいれば、長期休暇期間をつかって米ゴールドマンサックスに行った人もいますし、OBが立ち上げたデザイン事務所にインターンしに行く人もいる、というように、インターン先は人によって様々です。

付属校に入って、学校生活を「有意義に」送ろう

早大学院のように、付属校の場合は、高校3年間の成績が学部進学に影響してくるため、決して「勉強がラクだ」というわけではありません。(勉強を全くしないというのはダメです!!)

ですが、受験がないため、他の高校生と比べると、「使える時間」にかなりの大きな差があると思います。だからこそ、そのぶんの時間を有意義に使いたいですね。

付属校に入ったら、自分がやりたいと思うことを全力で追求し、存分に楽しむのをおすすめします。ぜひいろんなことに挑戦してほしいと思います。

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この記事を書いたライター

東京受験

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